大前先生の本で水素自動車と電気自動車についても取り上げられているのですが、
水素自動車と電気自動車、10年後の社会を走っているのはどっちだと思います?
これは、自動車業界が今後5~10年の間に大きく業界再編レベルで動きそうなネタですよね、ガソリンからの脱却というと。
トヨタは水素自動車の開発に勤しみ、お国としても水素自動車を成長戦略の一つとして本腰を入れる次世代技術の一つである。
トヨタは電気オンリーの車作りはしておらず、ハイブリッド自動車&プラグインハイブリッドとしてガソリンエンジンも搭載している自動車作りを念頭においている。
このガソリンエンジンっていうのがキーワードで、電気自動車にはこれが必要ない。
モーター的なのでいいので、早い話ミニ四駆みたいな構造でいいのよ。
そうなってくると、今まで入ってこなかった企業がどんどん自動車産業に参入してくる可能性は極めて高いし、自動運転についてもそうだけど、ここ最近電気自動車を作るメーカーが増えてきている。
NISSANは電気自動車が今後のスタンダードになると予想してか、ハイブリッドには手を出していない。
大前先生は常々、水素自動車は安全性に疑義が残るので危険なので、電気自動車を推すべきとおっしゃっている。
そもそも水素を作るのに大量の電力・エネルギーが必要なので全然クリーンじゃねーだろうと。なら電気でいいじゃんって。
この水素と電気の戦いは高確率で電気に軍配があがるだろうな。
トヨタとかは水素自動車の方が他産業からの参入がないと予想されるので、水素でいきたいだろうけど。
しかし実際に電気自動車が普及するには、お国の介入が相当必要になる。
だって石油価値は下がる一方なので、電気よりもガソリンのが安ければ一般市民は普通買わない。
税制面での優遇を徹底しても普及には相当時間がかかると思う。
電気自動車は充電速度をどうするか、が課題でしょうけど、それは今後の技術革新にお願いするとして、あとは車体価格か。
これもお国が補助金出して、なおかつ多くの企業に産業入りしてもらって激しい市場を生んでもらうしかないんでしょうね。
そう思うと、今の自動車メーカーも今後どうなるかわからない。