この教科書は僕にとってバイブルみたいな存在です。
タイトル通り、「株を買うなら最低限知っておきたい」事が満載です。
ファンダメンタル投資とは
ファンダメンタル投資っていうのは、このサイトでも何度か登場していやすけど、
簡単に説明すると会社の決算データに基づいて株価を推定し、
株の価値を見極める投資方法の事でごんす。
例えば、毎年100万円の純利益を上げている会社が、100株の株式を発行しているとすると、
1万円/株 と、一株あたり一万円の利益を上げている事がわかる。
この会社の株価が10万円/株 だとすると、
10万円 ÷ 1万円 =10.0
つまり、この会社の株で元をとろうと思うと、10年かかるっていう計算になる。
そんで、この 10.0 って数字をPER(株価収益率)って言って、株投資における基本的な指数として、ファンダメンタル投資等でよく用いられている。
落ちてくるナイフを拾うな
ファンダメンタル投資の教科書で書かれている事なんだけど、
株価の予想はファンダメンタルの得意とするところだけど、
買うタイミングとしては、ファンダメンタル投資ではカバーしきれない。
ここ最近でいうと、旭化成あたりがわかりやすいので例に上げると、
旭化成の株価指数は、株価1200円の時で
PER:15.5倍
PBR:1.50倍
と、決して割高ではない数値だった。
しかし、アップルの業績不振が騒がれ始めて、
電子部品関係の信越化学等が売られ始め、旭化成も巻き添えを食らう形になってしまった。
このチャートを見るとわかりやすいけど、
株価が移動平均線よりも下にいて、移動平均線もずっと下を向いてしまっている。
これが典型的な下降トレンドで、割安な株価指数だけ見ていると下落途中で買いを入れてしまいそうになるが、
トレンドを見極めれば、買いタイミングではない事がわかる。
これが所謂、
「落ちてくるナイフを拾うな」という株の格言につながっている。
下げている最中には手を出さずに、底を打って、移動平均線が上向き、
上昇トレンドになってからでも遅くはないよ、とのお教えだ。
まぁ、トレンド気にしてたら一向に買えないし、
買ったと思ったらすぐに下落(調整)が始まって、ジャンピングキャッチしちゃいました、って事もありうるので、一概には言えないけど。
それでも旭化成買って保有しっぱなしにしていたら大変な含み損になっていたので、
売買の間隔を短くして、旭化成に手を出したのは正解だった。
銘柄選定→ファンダメンタル、売買のタイミング→テクニカル
銘柄選定ではファンダメンタルの考え方に基づき、
売買のタイミングについては、トレンドを意識したテクニカルを採用するっていうのが、
個人的にはしっくりきているのでおススメ。
まぁ、投資スタイルは千差万別で、自分に一番しっくりくるものを身につけるのがいいっすけどね。