前田工繊の決算が04/30に発表されました。
純利益でいえばいいのですが、ここにきて営業利益が減益でした。
これは痛い。
△4.2%なので、通年で大きく修正がかかるって事はないでしょうけど、前田工繊みたいに成長期待で買われている銘柄なので、
営利の減益はネガティブインパクトになりやした。
前田工繊チャート
決算発表を受けて終値で-61円。
そんで今回はこの福井県四天王企業の前田工繊をここらで買い戻しかけても大丈夫かを考えてみまっす。
まずは指数の確認。
予想PER:13.21倍
実績PBR:1.77倍
指数だけで見ると、今の段階で結構割安。
利益は順調に推移しているので、PBRも今後下がり続けるだろうし。
ROEは12%で考えています。
このままいくと、2018年頃にPERは10倍切るんだよなぁ。
PBRも2020年までに切っちゃうので割安になる。
ここ数年で公共工事が縮小するのはおそらくないのでは?と思う。
というのは、復興工事+オリンピック+維持補修
この三つの要素で公共工事自体は賑わっているのだけれど、人材が足りなくて工事入札が不調になっているのが現状なので、
後に後に工事は出てくるはず。
今回の前田工繊の営利の下げも公共工事の入札不調が原因だし。
まぁ、これは官需に依存しているっていうあらわれだけどね。
セグメント別に見てもまだまだ他の事業が育ってない。
インフラ事業が売り上げの70%を占め、自動車ホイール事業は20%。
前田工繊のインフラ事業はこれ以上の成長は難しいと思う。
新製品の開発で勝負できる分野が広がれば別だけど、難しいだろうな。
それを見込んでの、その他分野の強化でM&Aしてるんでしょうしね。
「成長」→「停滞」感は否めませんが、指数的には割安なのでここらへんで長期保有してもいいかなぁって思っております。