残業代ゼロ法案、
簡単に言えば高年収(1075万円以上)の人たちは、時間給ではなく、
成果に対して報酬が支払われるべき、という考えに基づき、時間外労働賃金をゼロとし、
その代わり、成果に対しては正当な報酬で還元しようよ、そうしようよ!
というものである。
なので、1000万円プレーヤーのみの法案かよ!安心した!!!
と、思っている人は注意してほしい。
基本的にこういう、反感を買うような法案は法案可決の際には切り口を緩くする。
じゃないと、法案通らないし、そもそも国民の反感を買って次の選挙でニフラムされちゃうし。
要は、法案としては通りやすくしておき、
その後でそっと法改正を行う。
そう考えると、普通のサラリーマンにも波及が生じる。
残業代なくなったらバカみたいに給料減る人も、この世の中には存在する。
そもそもお国が、こういった法律を制定しようとする意味がわからないが・・・、
経団連からの圧力なのだろうけど、
もっと違う方向に力使って欲しいって思うよね。
必要残業ゼロ法案。
労働者サイドからしたら、ごくごく一部の人にしか恩恵ないぜ???
たしかに、仕事が遅い人が堂々と残業代を徴収する、って負のシステムはなくなるけど、
そんなもん、仕事の遅い人に仕事を任せる上がだめなのであって、
遅い人にはしかるべき仕事してもらえばいいんじゃね?それで評価給をとして給料支払えばいいんだし。
成果主義にするとさ、日本古来のOJTって教育システムにひびが入りそうでいやなんだよね。
というのも、例えばTOYOTAは2、3年前までは残業原則禁止だった訳ですよ。
でも、残業解禁したのが「現場の若い子に仕事を教えられず、育たないから。」
だって、残業できないのに若手育てる時間なんてないし、教える側もやる気でませんっていうね。
それと、すべての仕事が成果で表せないのに、成果が数字化出来ないような仕事はどうするのだろうか?
いや、今回の残業代ゼロ法案はあくまでもエグゼティブホワイトカラーにのみ適用される事は承知の上で、
もし、通常のサラリーマンにも適用されるようになったら、の話ね。
適用の有無を会社側で採択できるようになる可能性だってあるし。
社畜としては、お上の事には口を出さずに粛粛と仕事をすすめるけど、
残業代ゼロになったら急激にやる気失せるわ。