毎月分配投資と分配金インデックス系ファンド どちらが良いのか

f77さんのブログエントリーで、

毎月分配型投資信託は儲からない?

毎月分配投信と分配金なしインデックス系投資を比較しているものです。

コメント欄に僕の考えを書こうと思いましたが、長くなりそうなので記事にします。

そもそも毎月分配投信と分配なし投資の違いって何なの???

超絶簡単に言うと、

毎月資産の分配を行うか、資産の分配を行わないか、の違いです。

利益の分配ではなく、資産の分配、です。

(投資信託は、利益が出ていなくても分配を行う場合があります。)

例で言いますと、

発行数1000口で、資産総額100万円の投資信託があります。

1口あたりの基準価額は、

基準価額=資産総額/発行数=100万円/1000口=1000円/口になります。

この投資信託が資産運用を行い、利益として100万円発生したとします。

毎月分配の投資信託であれば、決められた還元率分の資産を支出し、残りを再投資します。

(ここでの再投資は、あくまでも投資信託側での再投資です。個人の再投資ではありません。)

分配金なしの場合は、発生した利益をまるまる再投資しますので、

投資信託としての複利効果は、分配金なしの方が高いです。

個人が受け取った毎月分配投資による配当金を、再投資する場合には、

① 配当金を受け取る際の税金

② 再購入する際の手数料

この二点が余計にかかりますので、複利効果を狙い再投資をする場合には、分配金なしの方が損失がなく効率は良いです。

毎月分配投信は、毎月利益確定を行う、という風に考えるとわかりやすいです。

毎月分配投信と分配なし投信の価格変動の違い

投資信託の価値の基準として、

基準価額というものがあります。(上記で計算したやつです。)

基準価額=資産総額/発行口数 であり、

分母の発行口数が変動しないことを考えると、

基準価額は分子の資産総額によって支配されます。

基準価額≠市場価値なので注意して下さい。

毎月分配投信は、分配金を毎月支出するので、資産総額は分配金支出日の減少します。

従って、資産総額が減るので基準価額は低下します。

それに対し分配金なし投信の場合には、投資商品の価値にのみ左右されます。(基準価額は。)

例えば、日経平均連動投信の場合、日本市場の株価によって投資信託の持つ資産価値が変動しますので、

それらに基準価額は連動します。(なので日経平均連動って名前になるんですね。)

しかし、基準価額=市場価値ではないので、

※市場価値=需要と供給の関係

毎月分配投信は分配金を支出した場合でも、支出した金額分、市場価値が下がるとは言い切れないです。

要は、昨日まで資産価値10000円の価値だったものが、8000円の価値になったところで、

その8000円の価値のものを、9000円で買う!!!と、言う人がいれば、その市場価値は9000円になるんです。

そのため、毎月分配投信も分配金分下がる訳ではない理由がこれです。

毎月分配投信のメリット

キャピタルゲイン:売買差益を利用した利益

インカムゲイン:配当金、分配金を利用した利益

分配金なしの投資信託を扱う場合、利益を得るためにはキャピタルゲインしか方法はありません。

毎月分配投信は、この両方を狙えますし、日経平均が停滞している中でも、

分配金を毎月受け取るので、結果的に利益が残る、という事も珍しくありません。

というか、毎月分配投資の魅力はこの一点につきます。

毎月分配投信は、停滞相場に強いんです。

資産価値が上がらなくても、分配金を出すので、

徐々に総資産価値は下がり、基準価額・市場価値は落ちていきますが、

市場価値は安くなればなるほど、割安に感じられ買われやすくなるので、

市場価値は分配金分下がることなく、基準価額に比べて緩やかな下落になるのです。

毎月分配投信のデメリット

① 分配金によって再投資する場合に税金、手数料の点で不利

② 投資信託サイドも毎月「現金」を用意しないといけないので、投資効率に悪影響。(資産を現金化しないといけないのは大きなロス)

大きくこの二つだと思います。

以上が、僕の考えです。

超簡単にまとめると、

上昇相場では分配金なしインデックス系が良い、

停滞相場では、毎月分配投信が良い、

というものです。

まぁ、先のことなんて見通せないので、

毎月分配金投信で、細かく利確しながら投資を行うのも非常に良い方法だと思います。

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